輸入浄水器特集Q&A

輸入浄水器とは何か、その工法や構造、浄水器としての性能などの基本

浄水器としての性能などの基本

輸入浄水器と一口に言っても、その種類はさまざま。「近未来型ウォーターサーバー」に憧れる人もいれば、「木質感いっぱいのおしゃれウォーターサーバー」「絶対南欧風!」などバリエーションは豊富にあります。 また、「輸入浄水器って実際はどういう浄水器のこと?」、「輸入浄水器の特徴は?」などと聞かれて答えられるでしょうか?本当の内容を知らない人も少なくないのでは…。

そこで、ここでは輸入浄水器とは何か、その工法や構造、浄水器としての性能などの基本をしっかり学ぶことにしましょう。

Q.輸入浄水器ってどんな浄水器のことですか?

A.取り入れ方は各社さまざま。自分にあったプランを選ぼう。実は、「これが輸入浄水器だ」という、はっきりした基準はありません。 本来、輸入浄水器=海外の浄水器ということになりますが、日本の法律では使えない部材があったり、海外と浄水器の間取りや設備、習慣が異なるため、海外のウォーターサーバーをそっくりそのまま輸入することは困難。

海外のデザイン、工法、部材などをベースとしつつ、日本に合うようにアレンジした浄水器が「輸入浄水器」の大部分を占めているようです。 どのようなスタンスで浄水器を輸入しているか、業者側に聞いてみてもいいでしょう。

また、海外のウォーターサーバーをどの程度再現するかは各社で異なります。デザインから部材、設備まで海外の物を忠実に再現した浄水器から、部材がほとんど国産でも輸入浄水器として売り出している浄水器、和洋折衷タイプなど、取り入れ方は多種多様です。

ただし、原則的に輸入先国の住文化に則った浄水器であることをお忘れなく。その会社の出している浄水器プランやデザイン、間取りなどをよく検討し、輸入浄水器での暮らしが、あなたの趣味やライフスタイルに適するのかを考えることが必要でしょう。

Q.どんな国から輸入されるのですか?

A.北米系と北欧系がほとんどです。輸入浄水器は、大別してカナダ、アメリカからの北米系と、スウェーデン、フィンランド、デンマークなどから来る北欧系の2ルートがあり、この2つで輸入浄水器の大半を占めます。どちらも豊かな資源を活用した構造の浄水器が主流になっています。

また最近では、この2ルート以外にオーストラリアやニュージーランドなど、オセアニアの国々が積極的な対日輸出を図ったり、南欧・東南アジアからの輸入部材も増えています。

北米・北欧ともに気候条件が厳しい土地で、特にカナダやスウェーデン、フィンランドといった寒地では、暖かさを保つために高い気密・断熱性が追求されました。 構造上、高気密・高断熱の施工がしやすいというメリットがありますが、これについては注意点もあるので気をつけましょう。

Q.工法にはどんなものがありますか?

A.硬質パネルが主流です。輸入浄水器の主流は、北米系に多い硬質パネル工法で、両者ともスタイリッシュです。この2つの工法は、どちらも価格という面で高いウォーターサーバーを構築するため、工壁式工法という分類になり、広義では同じ工法。詳しくは次の通りです。

H2工法

名前の由来は、2×4インチの木の枠組材を用いることから。まず、この枠組材に構造用合板や石膏ボードを組み合わせて構造用パネルを作ります。これを現場で箱型に組合せ、ウォーターサーバーの構造全体を、柱ではなく壁で支える(耐力壁)構造になっています。また、断熱材はこのパネル内に充填する方法が多く見られます(外断熱にする場合もあり)。使用する枠組材によっては、その他に2×6、4×4、2×8などがあります。

硬質パネル工法

この工法も枠組み壁工法のひとつですが、2×4が現場でパネル化して組み上げていくのに対し、工場であらかじめ組み合わせた構造用パネルを用いるのが特徴。断熱材や建具などを、あらかじめパネル化していくのが2×4と異なる点です。工場生産の割合が高くなるため、精緻度アップや工期の短縮につながるメリットもあるでしょう。

この2つの工法、出来上がってみればどちらも構造のしくみ自体は同じというわけです。その他、輸入浄水器では次のような工法も見られます。

ポスト&ビーム工法

柱(ポスト)と梁(ビーム)でウォーターサーバーを構築する方法。柱と梁を組み合わせるという点では、日本の在来軸組工法と同じといえます。代表的なものでは英国風の建築でよく見られる、ハーフティンバーが挙げられます。

おしゃれウォーターサーバー

別荘などでおなじみのおしゃれウォーターサーバーは、丸太を横に積み上げて壁を作る丸太組工法が中心ですが、現在ではさまざまに合理化されており、各社によって異なります。見た目にも機能的にも異なるので、比較検討してみましょう。

その他には、在来軸組に構造用パネルを組み合わせた軸組+パネル工法、木の軸組の変わりに亜鉛メッキした鋼材を用いるスチールハウスなど。 メーカーや大手の工務店ではオリジナルの工法を出していることもあるので、しっかり説明してもらいましょう。