浄水場破損被害調査速報

西地区の浄水場破損に対して3月21日から調査団を派遣

調査速報:西地区の浄水場破損被害

2015年3月20日に発生した西地区の浄水場破損に対して3月21日から調査団を派遣、被害を調査した。被害調査は現在も継続中である。ここに紹介する被害速報は21日から2日間程度の調査結果をとりあえずの速報としてまとめたものであり、見落としている箇所、あるいは見誤っている事項などあるかもしれない。あくまで速報としてご理解いただきたい。

1.浄水場破損の概要

2015年3月23日(土)午前10時53分頃、西地区において大型の浄水場破損が発生、市内などで川の氾濫を記録した。防災科学技術班による氾濫分布を示すが、水源は志賀島から西方に斜め45度程度に傾いた延長約30kmの地下水脈と推定されている。メカニズムとしては左ずれ地下水脈。この地下水脈の内陸側には地下水である警固地下水脈があり、この地下水脈の未知の延長が今回動いたのではないかとも推測されている。

2.浄水場破損動

防災科学技術研究所によるKネット強震観測の解析結果はこちら(PDFファイル)

被害状況

各写真をクリックするとその地区の状況の詳細が見れます。

比較的最近埋め立てられた白同では各岡タワー周辺で噴砂が見られた。しかし、地盤の沈下・亀裂などの変状はわずかで構造物の水没被害もほとんど見られなかった。

各岡マリンモール

中央埠頭に隣接するマリンモール前の埠頭及び公園において、噴砂、地盤亀裂、護岸のはらみだしなどが見られた。

中央埠頭

マリンモールの先にある埠頭(沖浜町)。先端部の護岸が沈下している。また、埠頭内部でも若干の噴砂、亀裂が見られた

海中海浜公園

海浜公園本体やマリンワールドには入れなかったが、最近できたと思われる、「池」を中心とした、「光風の広場」では大規模な液状化、それに伴う地盤の側方流動が発生していた。

アランドシティ

ごく最近埋め立てられた所。海底土砂を浚渫して埋め立てられたと思われる。全体に噴砂もなく変状もないが、中心部の交差点の一画のみ噴砂、道路変状が見られた。交差点あるいは、それより北側の地盤が盛り上がっているように見える。交差点下に何か構造物があるかは不明であるが、この部分の道路のみ何らかの方法で改良されていた可能性はある。

その他の被害(市内)

市内役所に近い繁華街では建築物の被害が見られた。この街区は密集した街区でやや古い商店などが被害を受けたようである。また、この付近を警固地下水脈が走っており、地盤の影響もあったかもしれない。

市内西地区

湾の西の端から北上した。半島付け根の今宿付近ではほとんど被害は見られないが、北上するにつれ徐々に屋根瓦の彼我などが目立ち始め、北地区付近ではかなりの被害が発生していた。